丹沢(塔ノ岳、丹沢山)(15/04/25)


参加者
部員:黄勉(院2)、太田貴之(商4)、高橋直道(法4)、西山祥紀(経4)、辰川貴大(法3)、内海拓人(法2)、大矢和樹(法2)
体験:安藤桂吾(院1)
天気
曇りのち雨
アクセス
小田急小田原線渋沢駅よりバス、大倉バス停下車。

コースタイム
大倉バス停9:10→駒上茶屋10:10-10:20→花立山荘11:10-11:20→塔ノ岳11:40-12:05→丹沢山12:50-13:00→塔ノ岳13:50-14:20→花立山荘14:45-14:55→駒上茶屋付近16:00-16:10→大倉バス停16:50

コース状況等
 渋沢駅での集合が少しずれ込み、大倉バス停には予定より一本後のバスで到着した。軽く準備運動を行い、予定の10分遅れで大倉を出発した。最初は木が生い茂る森林の中を進んで行った。勾配はそこまできつくなく、わりと早めのペースで進んだ。20~30分進むと、次第に勾配が急になった。早めのペースだったこともあり、このあたりで黄さんと距離が空いてしまうようになった。ペースをあわせながら、駒上茶屋で最初の休憩を迎えた。
 駒上茶屋を過ぎると、さらに急な斜面・階段が続いた。ここでペースの違いが埋まりそうにないため、先行組(高橋・安藤・辰川・内海)と後発組(黄・太田・西山・大矢)に一旦別れて、塔ノ岳で合流することとした。
 2組に別れたあたりから、木が無くなり開けてきた。前回(去年の10月)に同じコースを登ったときは、直射日光が照りつけてとても暑かった。だが今回は曇っていたので、前回と比べると体力を奪われなかった。先行組は花立山荘で1回休憩を挟み、特にペースを落とすことなく塔ノ岳に到着した。
 先行組が到着して約20分後に後発組も塔ノ岳に到着した。時刻は12時少し過ぎだったので、結局全員がほぼ計画通りのペースで塔ノ岳までたどり着いたことになる。塔ノ岳は相変わらず風が強く、汗が一気に冷えて寒かった。大倉方面は雲もなく広く見渡すことができたが、丹沢山方面は空が真っ黒だった。天気への不安を抱えながら、先行組が一足先に塔ノ岳を出発した。
天気が崩れることへの不安もあり、塔ノ岳~丹沢山は少しペースアップした。塔ノ岳を出てから30分程で落ち葉に降る雨の音が気になり始めた。ひとまず丹沢山までは行くことに決め、歩を進めた。
丹沢山に着き、蛭ヶ岳方面を見渡すと、明らかに雨が降っているようだった。また雷が相当近くで鳴り、恐怖を感じた。周囲の登山者も次々と塔ノ岳方面へ引き返し始めた。苦渋の決断ではあったが、私達も予定を変更して引き返すこととした。
 丹沢山を出発した直後に、後発組の姿が見えた。丹沢山の様子を伝え、再び塔ノ岳で合流することとした。5分程すると、雨が土砂降りとなった。引き返して正解だったと思っていたが、30分もすると雨はほとんど止んでしまった。晴れ間も見える空の下、やはり引き返すべきではなかったのではないかと後悔しながら塔ノ岳を目指した。
 塔ノ岳で再び後発組と合流すると、先行組が出発して5分も経たないうちに蛭ヶ岳方面は晴れていたという話を聞いた。しかし、丹沢山方面の空はやはり暗いように見えた。きっと蛭ヶ岳方面は天気が悪かったに違いないと自分に言い聞かせながら、大倉へ向けて塔ノ岳を後にした。
 下りは日没まで余裕があったこともあり、特に慌てることもなかった。相変わらず大倉方面は天気が良く、景色を楽しみながら歩くことができた。2回の休憩を挟んで、無事下山した。
感想
今回、丹沢は2回目の挑戦であった。前回(昨年10月)は体力面の限界から丹沢山往復となったため、今回は蛭ヶ岳、さらにその先へと縦走することを目標としていた。しかし、天候悪化により今回も丹沢山往復にとどまる結果となってしまった。体力的にもコースタイム的にも順調に進めていれば縦走可能であったと思われるだけに、非常に残念だ。ただ、同じコースを歩いたことで前回よりも少しは力がついていることを実感できた。機会があれば再び挑戦し、蛭ヶ岳からの景色を自分の目で確かめてみたい。また、今回の山行では天候変化によって引き返す際の判断の難しさを実感した。山行後の藤原さんのメールによれば、蛭ヶ岳方面はやはり雨が降り、雷が鳴っていたそうなので、今回の判断は正しかったことになる。今後は部員自ら計画を立て、山行を実施していく機会が増えると思われるが、常に「安全第一」ということを忘れないでいたい。



塔ノ岳(撮影:内海)
11:55

塔ノ岳(撮影:内海)
11:55

花立山荘付近より大倉方面
(撮影:内海)14:40


 

(法学部2年 内海拓人)