懇親山行@本社ヶ丸・清八山


 文;大矢和樹(法2)

○日程;2015126

 

 

 

○メンバー;

 

現役部員…太田貴之(商4)、上茂衡(法3)、大矢和樹(法2

 

OB…佐薙恭(昭和31年卒)、小島和人(昭和40年卒)、佐藤久尚(昭和41年卒)、中村雅明(昭和43年卒)、宮武幸久(昭和45年卒)

 

 

 

○コースとタイム

 

都留市駅を850に出発し、宝鉱山口までタクシーで30分。915出発→12:20本社ヶ丸登頂、12:40出発→13:20清八山到着、13:45出発→15:55笹子駅到着

 

 

 

○概況と感想

 

自身、北アルプス山行以来、山行記録執筆から遠ざかっており、久々の担当となった。同時に、自身今年最後の締めくくりの山行であるという気持ちで参加した。振り返ってみれば、今年度は山岳部としては大きな変化があった。多くの人が今春新規に入部を果たし、今年初めに比べれば部員はほぼ倍増した。そして5月の八ヶ岳山行で、僕が入部したころから続いていたFN短大は、一つの区切りを迎え、いよいよ部員による自発的な活動が主となった。これらの活動が可能となったのは、ひとえに昨年までのFN短大のおかげであることは間違いないであろう。

 

そのような山岳部の変貌の中で、今回の山行はメンバーが全員古株であり、加えてOBとの懇親山行であったから、去年から在籍している身からすると、昨年までの少人数FN短大を彷彿させ、非常に懐かしさも覚えた。

 

この日は、やや雲もでていたが、おおむね天気の崩れはなさそうであった。地元の千葉県からも富士山を望むことができるほどで、富士急行の車窓から見える、大きな白銀の嶺には外国人観光客も興味津津であった。気温としても、それほど寒いわけでもなく個人的には非常に登りやすかった。宝鉱山口から歩き始めるとまもなく、鉱山を意識させるような坑道も散見され、付近の岩は黄土色に染まっていて、なかなか独特の雰囲気を感じた。道自体は、最初からやや勾配はきつめであったが、歩きにくさはほとんどなかった。道は沢筋にあり、一度渡渉した。しかし、紅葉真っ盛りの山もよいが、落葉し、木漏れ日が照らす枯れ木立の中を進むのもまた、風情がある。道は落ち葉で覆われており、ふかふかしていたが、途中には親切なことに小さい階段のようなものも埋め込まれていた。渡渉地点から、しばらく登ると、道が分かりにくくなった。一見、普通に道はあったのだが下りにも見える道であった。よって、OBの判断で、道なき尾根の急登を敢行することになった。このようなことは、学生だけの山行ではかなり難しい。よい経験になる。急斜面を直登するにせよ、少しずつ高度を稼いでいけば登ることは可能である、ということも学ぶことができた。急登を終えると、如何にも登山道であるというような道が表れ、ややほっとした。このあたりから、日蔭の箇所ではちらほら雪も確認できた。また、霜柱もあり、これらは場所によっては土がかぶさった状態でかちかちな状態になっていた。

 

本社ヶ丸に着く直前には、岩がごろごろあって、少し急であった。しかしながら、本社ヶ丸は絶景であった。北の方には金峰山や、八ヶ岳、そしてはるか遠くにはぎりぎり北アルプスを確認することができた。また、少しばかり目をうつすと、南アルプスが北は甲斐駒ケ岳、南は聖岳まで一望できた。肉眼で確認した感じでは、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、赤石岳、荒川岳、聖岳などは雪をかぶっているようであった。その景色は圧巻であり、非常に美しかった。しかしながら、これでもOBによれば雪の量は例年より少なめであるとのことだった。この絶景を見ながら食べる握り飯ほどうまいものはないだろう。

 

本社ヶ丸から清八山までは岩が多く、歩きづらい箇所も少なくはなかった。どこに足を置くべきかやや判断が遅く、時間がかかってしまうこともあった。しかしながら、清八山まではそれほど時間はかからなかった。清八山からも南アルプスはしっかり確認できた。また、清八山付近は、日当たりの都合か、霜が溶けて登山道は大変滑りやすい状況であった。

 

清八山から下り始めて間もなく、高齢者のグループと遭遇した。このグループは総勢40人以上であり、かなりの存在感であった。また、下りの道もかなり滑りやすくなっている箇所もあった。しかしながら、概して下りの道は非常に下りやすい状態であった。途中からは林道であったが、こちらもさほど距離を感じることはなかった。

 

無事笹子駅について、八王子まで列車に揺られた後は、打ち上げを行った。OBの方と食事をする機会は、山岳部ならではではないかと感じる。このような貴重な機会は大切にしていきたいし、OBとのつながりは今後も維持していきたいと感じた。

 

●2015年12月6~7日 懇親山行・延長戦報告  中村 雅明(昭和43年卒)
皆様

** 懇親山行お世話様です。
  6日 清八山で皆様と別れ、2時間で三ツ峠山荘に着きました。
御巣鷹山までかなりの登りで疲れ、小屋に入ったら両足が激しく攣って大変でした。本社ヶ丸への登りで大部疲れていたのですね。
泊は1人。個室でコタツがあったので暖かく眠れました。
  7日 朝から快晴。小屋の前から見る富士山は良かったです。
7:40小屋発。木無山から府戸尾根を下り、2時間半で河口湖駅に着きました。この尾根道はなだらかな傾斜なので足任せに下れます。
なにより富士山を正面に見ながら、右手下に河口湖を見ながらのんびり下れるので、時間がある場合はお薦め下山コースです。
前日は曇りで富士山の良い写真が撮れませんでしたが、今日は良い写真が取れました。 
     

 

12月6日 (9:40)撮影:中村
歩き始め
(前から佐藤、佐薙、小島)
 (後ろ左から上、太田、大矢)

12月6日 (10:34)撮影:中村
樹林の中の登り
(前から佐藤、佐薙、
小島、大矢、太田)

2月6日 (12:19)撮影:大矢
本社ヶ丸山頂から
南アルプスを望む

12月6日 (12:20)撮影:大矢
本社ヶ丸山頂からの富士山

12月6日 (12:44)撮影:中村
本社ヶ丸山頂にて学生全員で
(左から上、大矢、太田)

12月7日 (7:44)撮影:中村
三つ峠山荘前からの富士山

12月6日 (12:44)撮影:中村
本社ヶ丸山頂にて全員で
(後列左から太田、大矢、上、佐薙、佐藤、小島)
(前列左から宮武、中村)