●メンバー
* | 部員: |
胡 迦安(経済学部1年)、高 謙(社会学部1年)、坂本 遼(法学部1年)、曲 文(社会学部2年)、 清野 友紀(国際基督教大2年)、大矢 和樹(法学部2年)、有田 麻子(社会学部3年)、太田 貴之(商学部4年)、 西山 祥紀(経済学部4年)、山崎 智慧子(M1)、黄 勉(M2) |
体験者: | 1年 工藤京平(経済学部1年) | |
OB: | 佐藤 久尚(昭41)、中村 雅明(昭43)、藤原 朋信(昭44)、宮武 幸久(昭45) | |
●天気
快晴
●コースタイム
御嶽駅9:40→日の出山12:10→御岳山12:55→鳩ノ巣15:50
合計6時間10分
天気に恵まれた。日の出山と御岳山を歩いた。御嶽駅では、岩を登ったりカヌーに乗ったりする人が見られた。今回のルートは、OBの方が考えてくださったもので、地図上には載っておらず、また御嶽駅から日の出山までの道は奥多摩観光協会からは危ないので避けるべきとされているとのことだが、実際にはそのようなことはないのだとあらかじめ教わったので安心して歩き始めた。御嶽渓谷の遊歩道を歩き、ほどなく登山道に入る。少し登ると車道に出て、簡単に見過ごしてしまいそうな細い階段を上ると本格的に山歩きスタート。あまり急な登りではなかったが、40分ほど歩いていると、見晴らしが良く達成感が湧いてきた。
新緑を眺めながら登って、日の出山に着く少し前の平たい道で昼食をとる。ケーブルカーを利用する人が多いため、日の出山までの道のりはとても静かで気持ちがよかった。木々で日差しが遮られるため涼しく、自分も含め皆あまり疲れは見えていなかったと思う。日の出山の山頂(902m)にたどり着き絶景を楽しむ。奥多摩の山々をかたどった模型があり、自分たちがどこにいるかを確認した。御岳山はにぎわっており、何段もの階段を上り神社にお参りした。
帰りは「鳩ノ巣駅へ緑陰の近道」との標識にしたがって下りる。下りは急なところがほとんどなく、とても歩きやすかった。ふもとの大橋屋という定食屋さんでから揚げやおにぎりやラーメンをごちそうになる。特にふきのとう天と採りたてのエシャロットに感動した。一つ登ったら、次どこへ行きたいと広がるから、山登りは奥深いとのOBの方のお言葉にわくわくした。自分は今回で4回目の山行で、少し体力がついた気がする。今回は地図を自分でも確認しながら進むよう心掛けたが、やはり難しかった。徐々に、先輩方についていくだけではなく自分でもわかるようになりたいと思う。
■2015年5月17日 日の出山・御岳山 坂本 遼(一橋大学山岳部:法学部1年)
****** 2015年5月26日投稿 ******
●メンバー(略)
●コース(略)
●当日の山行
今回は新歓山行明け初めてのOBの方々との山行となった。奥多摩にある日の出山(標高902.3メートル)と御岳山(同929メートル)に登る。OBの方々とはこの日が初対面であったが、皆さんとても明るく元気な方ばかりで、すぐに打ち解けることができたように思う。経験豊富な人と登れるのは心強い。
北尾根に登る手前の多摩川沿いで自己紹介を済ませ、いざ出発。事前に祖父から借りた地図に目を通していたところ、御嶽の駅から直接日の出山に至る登山道が見当たらず、どうするのだろうと思っていたのだが、聞くところによると自然保護のために閉ざされている尾根の道を行くらしい。地図に記されていない道を行くなど初めての経験であり期待と不安が入り混じった心境であったが、比較的きれいに踏み固められた狭い道で、個人的にはあまりに人工的な整備が行き届いている山道よりもよっぽど歩いていて楽しかった。左右に近隣の山々を眺め、心地よい風を感じながらのとても気持ちのいい登りが続き、日の出山に至る手前で昼食をとった。
藤原さんがクライミングの話をしてくださり、この部活にはまだまだ自分の知らない世界がたくさんあるのだと改めて感じた。さらに5月末の八ヶ岳合宿の際宿泊する山荘の話も聞くことができ、新たな山行に期待を膨らませた時間でもあった。
日の出山山頂では西東京の街並みがはっきりと見え、非常に見晴らしがよかった。その名の通り、ここで見る日の出は最高だろう。以前の山行から先輩方と話している、各山の山頂から見える白いドーム状の建物は一体何なのか、そろそろ本腰を入れて調べてみても面白いと思う。日の出山からはきれいに整備されたなだらかな道が続く。このあたりは登山者も多く、様々な服装の方々とすれ違う。すれ違う際にあいさつをするのは登山をする者であれば当然なのであろうが、初心者の自分には非常に新鮮である。相手の体調にも気を遣う思いやりあふれる慣習を、自分もこれから積極的に実践してきたい。
土の道から舗装された道路に入り、山荘や土産物店が並ぶ通りから神社に登った。なんとこの神社が御岳山の山頂であった。これから始まる大学生活の充実と一橋大学山岳部のますますの発展を祈願。OBの方に「願うだけでなく、自分で積極的に頑張ることが大切だ」というアドバイスをいただき、まったくその通りだとその言葉をしっかりと心にとめて下山を開始する。
御岳山からはロープウェイとバスを乗り継ぎ御嶽の駅に戻るルートが一般的なようだがここはさすが山岳部、山道を歩いて鳩ノ巣駅に下山する。未舗装の道を少しずつ下っていく。木々が直射日光をさえぎり、暑さをやわらげてくれて非常に歩きやすかった。途中で休憩をはさみながら大楢峠に到着。ここからは少し下りが急になるが、じきに舗装された林道に出た。このまま舗装路を行くのかと思われたが、林道ができる以前から使われていた道を選択してもらい、最後まで自然を満喫しながら下山することができた。
下山後は鳩ノ巣駅前にあるお店で懇親会を行った。1人1人の詳しい自己紹介やOBの方々のお話を聞くなど、貴重な機会を作っていただいた。社会人として長い人生を今まで送ってこられた方々の話す大学生活についての話は、非常に説得力のあるものであった。
●感想
今年入部した自分は3回目の登山となったが、前回の川苔山のような早いペースで歩くところもなく、全行程楽しく歩くことができた。時間的にもほぼ予定通りであり、ペース配分もしっかりと考えられていたのはやはり経験の豊富さゆえであろう。これからも様々な山に登る機会があるだろうが、「自然を感じて楽しむ」という山に登りたいと思った初心の動機だけは忘れずにいたい。
5月17日 10:30(撮影:有田)
日の出山北尾根からの展望
5月17日 10:32(撮影:中村)
日の出山北尾根で最初の休憩
5月17日 12:30(撮影:有田) 日の出山の山頂 |
5月17日 12:10(撮影:中村)
日の出山頂にて学生全員で
(後列左から)胡、曲、大矢、清野、坂本
(前列左から)西山、太田、工藤、高、有田、黄、山崎
5月17日 12:13(撮影:中村) 日の出山頂にて学生7名+OB全員で (左から)太田、宮武、西山、黄、工藤、高、佐藤、藤原、有田、清野 |
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