鷹ノ巣山・六ッ石山(16/10/9)


 

文責 法学部一年 福家 一裕

 

 

 

参加者

 

有田 麻子(4) 大矢 和樹(3) 福家 一裕(1)

 

 

 

天気

 

晴れ時々曇り

 

 

 

コースタイム

 

8:30奥多摩駅出発(バス)8:50水根バス停到着のち出発11:10六ツ石山山頂13:40鷹巣山山頂、のち下山開始16:20峰谷バス停到着

 

 

 

山行概要

 

夏ごろに他部活を脱退し、山岳部に途中入部した自分にとっては、始めての山行となりました。事前の天気予報では、当日雨が降るという予報もでていた上に、参加者が直前まで2人しかいなかったために、立ち消えになる可能性をたぶんに含んでいた今回の山行でしたが、最終的に参加者は3人となり、天気も当日の午前中は晴天となったために、充分に楽しむことができる様子でありました。奥多摩駅に現地集合した8:30ごろには、日曜日ということもあいまって、多くのレジャー客、主に大学生や、老齢のグループ客がひしめくという盛況ぶりを見せており、奥多摩駅発のバスには、大人気レジャー施設のアトラクションの存在を彷彿とさせるほどの待機列ができていました。水根バス停に到着し、そこから徒歩で入山地点まで舗装道路を緩い坂道を登っていくルートを進みます。水根バス停で下車したのは、自分たちのグループだけであり、駅の前のうるささとは一転、その日初めて落ち着いた奥多摩の雰囲気を味わうことができました。前日に雨が降った様子であって、雨に濡れた、自然という言葉そのものを体現するような空気を吸いながら、横に下ったところに流れる川を眺めつつゆきました。入山すると、ある程度の勾配の道を登り進めてゆきます。前日の雨の存在が関係するのかどうかは定かではないものの、しっかりと足の置き場を見極める必要がありました。自分はまさに登山の初心者らしく、先輩が歩かれた道を雑談をしながらもしっかりと目視確認させていただきつつ、追っていくことで徐々に山道に慣れていくことを目標として進んでいきました。ところで今回の山行では水根バス停側をスタートとし、六つ石山山頂、そこから尾根を進み鷹巣山を経て最終的に峰谷バス停をゴールとするルートを進みましたが、当日は偶然にも逆方向のルートを進む登山客が多かったようで、特に午前中のルートの前半部分ではほとんど他の登山客が見受けられなかったために、混むこともなく快適に登ることができました。山岳部の方々との始めての山行だったので、ほかの登山客に気兼ねすることない環境での登山は、自然に会話を楽しむことにつながりました。六つ石山の山頂についたあたりから雲がかかっては流れるといった不安定な天候へと傾き始め、その後尾根伝いに進む過程でそこそこの霧にも遭遇し、晴天だけが奥多摩ではない、晴天だけが山ではない、といってよいようなしっとりとした空気のなかを進む楽しみもありました。鷹巣山頂についた際にも依然として雲が立ち込めてしまっていたので、一望千里といった山の醍醐味は取り逃がす結果になってしまったことは残念です。その後バスに間に合わせるためにもくもくと下山してゆきます。途中山小屋があり、中を覗いてみるとかなり手入れが行き届いており、熟練者らしき他の登山客によれば師走になるとそこに人々が集って宴会を開くという話を聞くこともできました。ちなみに宴会の中での喧嘩勃発は日常茶飯事であるとのことで参加する方は注意が必要とのことでした。峰谷のバス停に到着し、コースタイムと比較すると、結果的には大幅にタイムを上回った山行になっていたため、思い返せばずいぶんと早足であったのだなあ、とその場で思ったことを覚えています。一日を通して、改めて奥多摩の存在に感謝する日であったというのが、自分の感想です。近くて遠い大自然、という素晴らしい環境は、ある意味でかけがえのないものであるということを再認識した次第でありました。

 

鷹ノ巣山からの景色 13:40

鷹ノ巣山山頂にて 13:50

(左から福家、大矢、有田)

下山途中の景色 15:35