☆天気
6/30 曇りのち晴れ
7/1 霧のち晴れ
☆コースタイム
6/30(1 日目)
国立駅5:52===8:49 茅野駅 9:20===10:27 車山肩 10:42---11:13 車山 11:30---11:45 車山乗越---12:00 蝶々深山 12:10---12:26 物見山 12:28---12:54 奥霧小屋 13:06---13:23 八島湿原 13:40---14:06 鷲ヶ峰 14:20---15:25 和田峠 15:50---16:33 三城いこいの広場(泊)
7/1 (2 日目)
起床 0400→三城いこいの広場 0500---0522 広小場 0526---0627 塩くれ場 0630---0638美しの塔 0640---0650 山本小屋---0703 牛伏山 0720---0730 山本小屋---0740 美しの塔--0746 塩くれ場---0808 美ヶ原高原 0815---0820 王ヶ頭---0844 王ヶ鼻 0922---0945 美ヶ原自然保護センター1043---1103 王ヶ鼻---1155 桜清水コテージ 1220===1255 松本駅(解散)
☆行動と感想
―1 日目― 文責:西堀
この山行は元々先週に予定されていたが、雨予報もありわざわざ強行していくという理由もなかったので 6/31,7/1 に延期されることとなった。比較的登りやすい山として有名な霧ケ峰高原とあってそんなに気負わずに登山日を迎えることができたような気がした。
当日の朝は予定通りではなかったが想定内通りの電車に乗り込み茅野駅へと向かった。途中電車の冷房の効き過ぎで気分が悪くなりながらも茅野駅に到着し間に合ったと思った束の間、チャージ残高の不足かつ茅野駅に乗り越し精算機がなかったため改札の横のところに並ばなくてはならなくなり、駅員さんにもバスに間に合ってくれるようお願いしつつ何とか間に合うことができた。
バスは白樺湖を通ってどんどん標高を上がっていき 1 時間ほどかけて車肩のバス停に着いた。この時はどんよりとした雲模様で少し肌寒く上着を着て車山を登り始めた。登山道は比較的大きい岩がたくさんあったが、下の土は柔らかく傾斜もなだらかだったので、難なく登ることができた。山頂に着くと多くの登山客がおり、やはり人気の高い山であるなと感じた。車山気象レーダー観測所を横目に見つつ、やや急な下り坂を下っていくと草原が広がりとても歩きやすい道へと変わっていった。ところどころぬかるんでいる場所もあったが、道にはおなじみの板が敷かれており、知床の雰囲気と似ているなと感じた。
そして蝶々深山に着くと比較的低い山を見渡すことができた。久しぶりの登山とあって少しだけ疲れたが、周りのみんなは全然疲れていない様子だったので、スムーズに歩けるよう早く回復することに努めた。だんだんと無理なく歩けるようになってきたところで、地図上でも雨上がり後はぬかるむ道と書かれていたところはやはりかなりぬかるんでいた。
物見山に着くと諏訪湖を眺めることができたが、全然疲れていないこともありすぐにまた歩き始めた。そうすると眼前に湿原が現れ、沼もぽつぽつとあった。空も青空が広がり始め道もほぼ平坦であったので、眺めを堪能するにはとてもよいコンディションとなった。奥霧小屋ではカッコウやホトトギスの鳴き声も聞こえるなど本当にのどかな場所だなと感じた。そのあとも湿原が広がっておりとてもいい景色であった。途中分かれ道で少し道を誤ったが、すぐに気づき八島湿原に到着した。それまではあまりコースタイムを縮めることができなかったが、ここで結構縮めることができた。そしてここからの鷲ヶ峰までの登り道は傾斜がきつくなり少し苦労したが、途中地元中学生の学年での山登りと出くわし、そこで待っている間休憩できたので良かった。その後もアップダウンが続き楽チンではなかったが、とてもいいペースで歩ききることができ和田峠に到着した時には 30 分ほどまくことができた。
タクシーは 16 時に予約していたが、気を利かせたかのように早めについてくれた。三城いこいの広場までは、タクシーの運転手も知らなかったためなかなか大変であったが、比較的早く着くことができた。テント場は水くみ場もトイレも近くとてもいい場所だと思った。テント場には車で来ている人も結構いて意外と人気があるように感じた。ただハエが大量発生しており厄介だったが、優悠さんの虫よけスプレーのおかげでテントには全然虫が入り込まず、大変助かったなと思った。夕食は阿部さん考案のペンネでとても早い時間で作ることができとてもおいしく頂けた。夜は何ともなく過ごすことができた。
―2 日目― 文責:内山
4時に起床した。朝食はパンとコーンスープとウインナー。久々にしっかりした朝食を食べた余韻に浸りつつ、片付けと準備を始める。テント場を出発すると、登りが延々と続く。傾斜はそれほどでもないがただただ長く、「百曲」と呼ばれるだけあって切り返しが非常に多い。道中では霧が立ち込めたり、頂上付近では樹林帯が途切れて強風が吹き付けたりして、天候に一抹の不安を感じた。強風に煽られながらも頂上に到着。頂上の高原には牧場が広がっており、牛やポニーが草を貪る姿を見て皆で和んだ。牛伏山は小高い丘のような感じであり、当初は霧により何も見えなかったが、霧が晴れると景色は一変。眼下には草原が広がり、はるか遠くには北アルプスの山々を望むことができた。しかし相変わらず風が強く寒いのでそそくさと撤退し、王ヶ頭へ向かう。
王ヶ頭まではダラダラと長い一本道を行く。周囲には隠れるところも何もないので、途中で雷に出くわすと危険だろうなと感じた。やや歩いて王ヶ頭に到着。個人的には巨大な通信用アンテナが立ち並ぶ王ヶ頭の光景を晴天の下に見たかったのだが、再び霧が立ち込めて断念した。そのまま少し歩いて王ヶ鼻へ向かうと霧が晴れてくる。霧のない王ヶ鼻は非常に眺めが良く、松本盆地を一望できた。また槍ヶ岳をはじめとする山々も眺めることができ、その雄壮な姿を見ながら、いつか登ってみたいな、と一人考えていた。
眺めを堪能した後は自然保護センターへ下る。自然保護センターでは人だかりを発見。自転車レースが開催されていたようだ。自転車で草原を走ったら気持ち良さそうだと思ったは良いものの、レース役員に話を聞くと、このレースの関係で車道を封鎖するため次のバスは封鎖解除後、つまり 16 時半だと言う。最後の最後で想定外の事態。家に帰れるかも怪しくなってきた。作戦会議の結果、来た道を戻り王ヶ鼻から下山することに決定する。そこからは何としても早く帰宅するためにとにかく歩を進めた。王ヶ鼻直下はやや急な下りが続いたが、予定より大幅に巻いて約 1 時間で下山。人間やればできるものだ。タクシーが来るまでは下山場所の近くにあった釣り堀のご主人のご厚意で店の中で休ませて頂き、松本駅に 13 時前に到着、解散。
全体を通して、比較的楽な山行であったと思われる。ルート上にきついところはほぼ無く、素晴らしい景色を楽しむことができた。しかし、延期された山行ではあったのだが、最後のように想定外のことが起こらないように、これからはルート上でのイベント等には注意したいとも感じた。
王ヶ鼻より松本盆地を望む(7/1 8:45 撮影者:内山)
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