◎メンバー
淺香(経3),田村(社2),宮田(社1),吉田(法1)
◎天気
快晴
◎コースタイム
高尾8:10===8:45陣馬高原下8:51---9:13陣馬新道登山口---9:57陣馬山11:14---11:26富士登山小屋11:29---11:51底沢峠---12:57景信山13:16---13:47小仏峠14:00---14:19山王山登山口14:31---15:10相模湖駅
(6時間25分/15.3km)
◎行動と感想
国立7時29分発の電車に乗って約30分で高尾駅に到着し、北口バス停で8時10分発の陣馬高原下へ直通のバスに乗った。そのバスを待つ人の行列があったが、バスが2台運行していたため余裕で乗ることができ、バスの中は快適であった。陣馬高原下バス停に外見はきれいなトイレがありそこで用を足したが、機械が壊れていたのか便器の水が出しっぱなしになっていた。ここで用を足す人は注意が必要である。
準備を済ませてバス停から陣馬山へ直行した。陣馬新道登山口までは車道であったが、車道脇の川の近くに堂々と洗濯機が捨てられていた。陣馬新道登山口からはいかにも登山道という感じの登山道が続いていた。地面は乾燥しており、またよく整備されていたため非常に歩きやすかった。30分ほど歩き陣馬山の山頂近くになると、地上からの水を送るパイプが現れた。標高855mの山でそこまでする必要があるのかとも思った。だが、頂上では非常に多くの人が売店の暖かい汁物などを楽しんでいて、そりゃそうかと感じた。陣馬山は四方を山に囲われていて天気も快晴だったこともあり、非常にきれいな眺めを拝むことができた。国立から30分の場所にこれほどきれいな景色を楽しめるよい山があることは驚きであり、たまに軽く登ってみるのも一興だと思った。山頂ではコンパス講習とツェルトはり、搬送訓練を行った。コンパス講習ではこれから向かう方向を求めたり、見える山を地図上で探したりした。探したのは北西の山であり最初は醍醐丸という山ではないかとも考えたが、結局その山は大蔵里山という地図上ではあまり目立っていない山であった。ツェルトはりではポールを使うことを学んだが、普段の山行でツェルトのみを持っていきポールをもっていかないのは問題があるのではという話があった。山頂の搬送訓練ではザックとポールを使わない搬送を行ったが、実際に一人を背負って上り下りする必要があっても自分はあまり力にならなそうだと感じた。
陣馬山から景信山方面に40分ほど向かったところに赤岩山があったが、そこは多くの木が伐採されていて見晴らしがよかったため2回目のコンパス講習を行った。現在地がどこであるかを求めようとして堂所山ともう一つのピークを起点としたが、生えている大量の樹木により山頂の正確な位置が見えなかったため現在地を正しく求めることはできなかった。しかし、コンパスの使い方はほぼマスターできたと感じる。そこで小休憩をはさみ、堂所山をまいて景信山に上った。景信山からは東京の町を眺めることができ、スカイツリーも発見できるほどに視界が開けていた。また、景信山は人気漫画「鬼滅の刃」の1キャラクターの出生地と設定されていて、そのポスターが貼ってあった。それによれば雲取山や日の出山も主要キャラクターの出生地であるようだが、その山々にはそのようなポスターは貼っていなかったので景信山は何か特別な要素があるのだろうと思った。そして景信山から30分くらい下り小仏峠に到着し、そこではザックとポールを用いた搬送訓練を行った。運ばれるのには問題は特になかったが、運ぶときしゃがんだ状態から立つのに大きな力が必要であり苦労した。合宿などではザックに今回よりはるかに多くの荷物が入っていることが予想されるので実際はさらに難しいのだろう。
小仏峠からすこし下り山王山登山口へ着きそこから車道を歩いた。小仏トンネル付近の中央道や林の伐採作業、新幹線を眺めながら歩いたが、特に面白い要素はなかった。相模湖も見えたが電車の時間に間に合うために少し急ぎ足であったため、よく見ることはできなかった。結果的に15時15分の電車に間に合い、国立には16時前に到着した。他の山行では暗くなってしまったころに帰宅することが多いので、16時という日の出ている時間に家に到着するのはなかなか新鮮だった。
全体としては楽かつほどほどに充実した山行であった。関係のない話になるが、以前の谷川岳の山行で靴底を入れ忘れて足裏が痛めつけられた人がいた。そこで私は笑っていたのだが、今回私もその間違いをしてしまった。標高差が激しくなかったとはいえ、歩いた距離は比較的長かったため足の裏が悲鳴を上げていた。靴底の偉大さを思い知った。
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