☆天気
曇りのち晴れ
☆コースタイム
0908武蔵五日市駅(集合)0913---1003琴平神社1008---1126 731m地点1135---1205日の出山1220---1253御岳山1210?---1426古里駅
☆行動と感想
【武蔵五日市駅】
昨晩から曇っていたおかげか、寒さはいつもより和らいでいた。雲が残っていて青空は見えなかったが空は明るく、天気が崩れることはなさそうだと思った。
駅を出たところは住宅地で道がややこしいので、山と高原地図では登山口が分かりにくい。googleマップを駆使して小中学校を目印にして進んでいくと道標が見つかり、登山道に入ることができた。整備されていて、歩きやすい登りである。相変わらずの薄曇りだったが、左手には市街地が良く見えた。すぐに暑くなり、途中からは薄手の長そでシャツだけで行動した。
【琴平神社】屋根付きのベンチやトイレがあり、小さな公園のようになっている。ここまで登山客とはほとんどすれ違わなかったので不思議だったが、古里駅側から登ってくる人の方が多いと聞いて納得した。コースタイムの8割で計画していたのだが、入山前に道に迷ったことや、傾斜が緩やかでコースタイムを縮めにくかったこともあり、時間ぴったりだった。
ここからは、ほとんどアップダウンのない平坦な尾根が続く。狭い尾根を歩いていくと右手が開けたり、薄暗い森に入ったりと、周りの景色がころころ変わっていくのがおもしろい。スニーカーで十分歩けそうなので新歓にもいいかなと思ったが、行動時間が長くなるのがデメリットである。広葉樹が葉を落としているおかげで、木々の隙間からほかの山の景色を楽しめた。
【麻生山との分岐】計画書にあった731m地点がどこなのかわからなかったが、麻生山との分岐で小休止を取った。1時間20分歩き続けていたが、なだらかな道だったので疲れていなかった。握りたてのおにぎりとチョコを一緒の袋に入れていたせいで、アーモンドチョコが溶けて一体化していた。
【日の出山山頂】山頂直下で標高を一気に稼ぐような長い階段が待ち構えていた。階段は登り方を決められているようであまり好きではないが、みんなと話しながら登っていたらあっという間だった。山頂につくころには青空が見えるようになり、陽光があたたかかった。御岳山をはじめとする周囲の山々や東京の都心のほうまで一望できた。高尾ロングトレイルで登った生藤山も見え、前に登った山が見えるのはなんだかうれしいなと思った。山頂は思ったより広々としていて、サンタ帽子をかぶったグループが、ガスバーナーを囲んで何か作っていた。せっかくのクリスマスイブなので、私たちも何か楽しいことをすればよかったと思った。
【御岳山山頂】日の出山から御岳山へ、なだらかな尾根道をしばらく歩くと舗装道に出る。民家や宿、お土産屋さんが並んでいて、山頂にある御嶽神社が昔から参拝者でにぎわっていたことが想像できた。石段の途中のベンチが犬や河童をかたどっていてかわいかった。ここはペットの犬と一緒に歩けるルートとしても人気らしく、犬を三匹連れたご夫婦が後ろから登ってきたので、私たちは犬に追われるような形で石段を登りきった。山頂には立派なお堂や武将の銅像があり、なんでこの山がこんなに祭られているのだろうと考えたり、歴史に詳しい森羅くんや宮川くんの話を聞いたりするのはおもしろかった。
【下山】登ってきた道とは対照的に、下山ルートは単調だった。昼過ぎなのにもう自分の陰が長く伸びていて、かなり薄暗い場所もあった。落ち葉で滑りやすく、森のように木々が立ち並んでいるところは、どこが登山道なのかわかりにくい個所もあった。一度先頭が登山道を外れそうになり、私もそっちに行きそうになったが、森羅くんが指摘してくれた。下山のときは一気に下りたくなってしまって現在地の確認などを怠りやすい。こういうところこそ、油断は大敵だ。舗装路に出て車道沿いを歩くと、古里駅に到着した。その後、昭島駅前のモリタウンでパスタを食べながら、新歓の打ち合わせなどをした。来年の冬には自分がお酒を飲めるようになるので、そのときはこのメンバーで忘年会ができたらいいなと思った。
【まとめ】10月の丹沢に続く、2回目の1年生山行となった。初めに1年生山行を提案したときは、みんな来てくれるだろうかとドキドキしていたのだが、今回は私ではなく、佐々木くんや宮川くんが計画を立ててくれた。
このルートはスタートもゴールもJR駅なのでアクセスが良く、バス代もかからないので交通費の面でもおすすめだ(国立~武蔵五日市、古里~国立で計938円)。
これで、2017年の山行はすべて終了した。3月末の新歓で始めた登った高尾山から、定期山行、合宿、そして今日の1年生山行まで、一つ一つの山行がとても楽しかったし、週末が近づくと山に行くのが待ち遠しい。1年前は一橋で山岳部に入部するなんて想像もしていなかったが、入部してよかった。山岳部の皆さん、2018年もよろしくお願いします。
◎計画者(CL)の感想 文責:佐々木豪
今回の山行は一年生山行の2回目と来年の新歓山行の候補の偵察を兼ねたものだった。日の出山・御岳山を選んだのは、山岳部に入部する前から奥多摩によく登っていたという三宅の提案と、国立駅から中央線と青梅・五日市線に乗って登山口に入れるというアクセスの良さ、の2点からだった。前回の一年生山行では丹沢の塔ノ岳・鍋割山で、このときはほとんど全員が一度登った山だったため、あまり心配はなかった。しかし今回は御岳山に登っていたという三宅以外のメンバーは登ったことがない山だったので、低い山とはいえ油断せずに慎重にルートを確認することにした。御岳山に先に登り、その後日の出山に登るのが一応登山客の主流らしいが今回は逆のルートで登ってみることにした。深い理由はないのだが、日の出山の金比羅尾根のコースタイムが長かったため、前半にそのルートをもってくることにした。
当日は武蔵五日市駅に集合した。駅から登山口に向かうまで少し手間取ったが、それ以外は順調に進んでいった。道が平坦で、メンバーが全員同期だったこともあり、楽しくしゃべりながら歩いていた。平らな道が長かったため、休憩もあまり取らずに進んでしまった。余裕のある道のりで、気づくと日の出山、続く御岳山の山頂まで楽に到着した。帰りは古里駅まで樹林帯の中を進んでいた。
この日の出山・御岳山を来年の新歓山行の候補地という観点からみると、推奨できるポイントとしては道のりが平坦であり、登山靴ではない普通の運動靴で登れるだろうという点、スタートとゴールがどちらもJRの駅でありアクセスが良い点などがあげられる。ところが、行動時間と距離が意外と長い点、登り甲斐があまり感じられない点など、山を登ったことがない新入生にはあまり推奨できない点もあった。結局、自分たちで相談した結果新歓山行の候補からは外すことにした。
一方、一年生山行という観点からみると、同期の親睦がより深まったように思える。前述したように道のりがとても楽なコースだったので、終始話をしながら歩くことができた。そしてこれからの山岳部について等、まじめな話もすることができた。5人という少人数のなかで力をあわせて、助け合って山岳部を担っていけるということに確信を持つことができた山行であった。来年以降もこのかたちの山行(できればもう少しレベルの高い山)をやっていきたいと思う。
日の出山から御岳山を望む(12:07撮影者川原)
御岳神社から(12:59 撮影者川原)
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