新歓合宿@雲取山(18/05/5-6)


☆天気

 

5/5晴れ 5/6晴れ

 

 

 

☆コースタイム

 

5/51日目)0821JR奥多摩駅0840===0918鴨沢バス停0940---1020小袖乗越(登山道入り口)1025---1128堂所1135---1327ブナ坂---1342奥多摩小屋(泊)

 

5/62日目)0330起床→0434奥多摩小屋(デポ)---0458小雲取山0500---0516雲取山0530---0612奥多摩小屋(荷物回収)0651---0725七ツ石山0733---0829高丸山0835---0900日陰名栗山---0923鷹ノ巣山避難小屋0932---0956鷹ノ巣山1005---1244水根バス停---1330JR奥多摩駅

 

 

 

☆行動と感想

 

(事前準備)

 

4月からの長い新歓期の終盤に位置づけられているイベントがこの新歓合宿だ。場所は昨年と同様に雲取山になった。丹沢やそのほかの関東の山も候補になったが、新入生の体力とコース、参加人数を考慮して雲取山とした。なによりも2年生は全員、何らかの形で雲取山に登っているので自信があるというのが決め手だったように思える。

 

2年生にとって自分たちよりも上の学年が参加しない宿泊山行は初めてだったので、いつもの山行よりも計画・準備の段階から慎重になっていた。コースとしては昨年よりもやや緩いものを選んだ。スタート地点は鴨沢で変わらないが、下りは奥多摩の尾根を途中で下り、ゴールを水根バス停とした。

 

前日までの気象情報では5日は高気圧に覆われるということで、天気の心配はなく、防寒対策をメンバーに呼び掛けていた。

 

 

 

1日目)

 

(アプローチ)

 

ゴールデンウィークの真っ只中であったため、電車・バスの込み具合はいつもの倍以上あったように感じた。昨年も同じ日程だったが、国立駅の始発で出発だったので電車もバスもそれほど混雑している印象はなかった。来年以降は、家が遠い人はやや苦しいかもしれないが、国立駅の始発で行った方がいいかもしれない。奥多摩駅から鴨沢バス停までは意外と時間がかかったので、睡眠不足を補うように寝ていた。

 

 

 

(鴨沢~奥多摩小屋)

 

バス停付近で準備運動とミーティングをして登山を開始した。今回は人数が10人以上に及んだので二つのパーティに分けて行動した。先発隊が行った数分後に後発隊が歩き始めるというかたちで進んでいった。

 

鴨沢から登山口に入るとやや幅の狭い道が続き、少し日陰になっているので序盤にしては少々きつい登りだった。しばらくすると、舗装道があらわれて登山道入口に入る。ここで少し休憩をとり、登山口に入った。堂所まではダラダラした登りで岩はあまりなかったが、根が張っているところはあり雨上がりなどは危険かもしれない。堂所からは七ツ石山をまく道で行った。ここの周辺の道はこの季節でも落ち葉が大量に落ちていて足が取られそうで、慎重にすすむことにした。ブナ坂を通過すると稜線上の草原が見えてきて、景色がよくなり、疲れていた新入生もやや気が楽になったのではないかと思う。この稜線は多少のアップダウンもあるが、比較的楽なコースだった。この楽な道をしばらく歩くと、ヘリポートが見えてきて、テントも見えてきて、奥多摩小屋に到着した。奥多摩小屋のテント場は割と混んでいたが、スペースはあったので4つテントは無事たった。

 

この日の夕食は豚汁とご飯だった。豚肉に火を通さず生のまま持ってきてしまうなどハプニングはあったが、最終的には美味しい料理を作ることができた。今後は食料の調達担当も料理の手順についてひととおり把握するべきだと痛感した。テント場についてからはテントの設営・水の補給・トイレ・食事の準備などで時間を使ってしまい、口惜しいが2年生と新入生が懇親を深めるような時間は作れなかった。

 

午前中は快晴で気温も高かったが、日も傾いてくるとだんだんと気温が下がっていき、寒くなっていた。

 

 

 

2日目)

 

3時半に起床した。外はまだ暗いうちから朝食の準備をしたが、周りのテントの数が減っていたので、自分たちよりもだいぶ早く出発している人たちもいることに気が付いた。

 

奥多摩小屋にテントと荷物を置いたままデポで雲取山山頂に向かった。小雲取山を経由して雲取山山頂へ向かうルートは意外と斜度がきつくくねくねした道を進んでいった。途中まき道を使いだいぶ楽に登ることはできた。ややきつい登りのうえに石がたくさんあるので新入生は足を滑らしそうな人も見受けられた。山頂に着くと他の登山客も到着した様子だった。集合写真や個人で写真を撮った後、奥多摩小屋へ向かって下った。

 

奥多摩小屋に着くとテント撤収・荷物の回収などを行った。このとき新入生が自分の荷物の準備を優先してテントの撤収を手伝ってくれなかったので注意した。今後は気を付けてほしい。

 

奥多摩小屋を後にして、前日にまいた七ツ石山やその他の奥多摩の尾根沿いの山々を登って行った。これらの山々は山頂前後になるときつめの登り(下り)がある。ここで新入生は体力を使ったようで昨日の疲れもあり、大変そうだった。道としては歩きやすい道であり、見失うことはないと思う。ただ注意点がある。高丸山・日陰名栗山の登りが始まる地点で、まき道はわかりやすいのだが、登りの道がやや見つけづらいので注意するべきである。今回は先発隊に奥多摩の道をよく知っている部員がいたので、その注意ポイントを先発隊・後発隊ともに確認しながらすすんでいった。

 

鷹ノ巣山は今回の山行の2番にメジャーな山であり、ここから下りが始まるので山頂で少し休憩をとった。この山から水根山方面に出ている尾根から下っていったが、水根山には登らないルートであった。2017年の山と高原地図ではこの尾根とその少し南にある石尾根が合流していないように見えるのだが実際には合流する地点があるので今後その周辺をとおる際は注意してほしい。尾根を下ると沢が見える林道に入った。この林道はだいぶ長かったので下りではあるが途中で休憩をとりつつ下って行った。この林道は沢もあることから道がやや湿っぽく、狭かった。足早に下って行ったが新入生には少し酷だったかもしれない。この下りの途中で後発隊がなかなか先発隊に追いついてこないのでやや心配になって、途中の沢で荷物を置いて2年生二人で後ろに確認しに行った。実際はすこし遅れていただけだったので安心したが、もしものケースも考えられるので今後も慎重な態度で行きたい。

 

林道が終わると道路が見えてくる。しかし、林道終点から水根のバス停までまだ距離があるので、最後にも少し歩くことになった。バス停に着くとそれまで日光を遮ってくれた木々がないので陽の光が痛いようにも感じられた。2日間の疲労と直射日光で後発隊が到着するまで少しボーっと気が抜けていた。バスは後発隊が到着した後すぐにきてくれたのでスムーズに奥多摩駅まで帰ることができた。

 

雲取山の稜線(5/6 05:25 撮影者:三宅)