☆天気
晴れ
☆コースタイム
2/27:飯能駅0935===1026さわらびの湯バス停1035---1235権次入峠---1255棒ノ折山1305---1310権次入峠---1330黒山---1500岩茸石山1510---1530高水山1540---1630軍畑駅
☆行動と感想
今回の山行は冬期休み中に雪山をやらない部員のトレーニング山行という位置づけなので、各人が20㎏ほどの荷物を持っていく歩荷山行である。最初に飯能駅から登山口までバスを利用するのだが、当初の予定では休日の日曜日に開催されるのが平日にずれ込んだ影響で、飯能駅の始発バスの時刻が休日ダイヤの朝7時ごろから平日ダイヤの朝9時ごろになったためコースタイム通りに行くと下山時刻が日没ギリギリになってしまう恐れがあった。そこで、エスケイプルートとして、各山頂に到着する時刻が予定時刻を大幅に超過したら付近のバス停に下山するという計画を立てるなどして対策をしたため、全体的に歩荷トレーニングをしつつコースタイムを逐一確認しながらの山行となった。
当日に飯能駅に集合するにあたり、集合時間から逆算すると参加者はだいたい朝7時ごろに自宅の最寄り駅を出発するため、平日であることも加味して通勤ラッシュにかち合うことが予想された。大きな荷物を持っていては周りの乗客の迷惑になるので予定より早く出発することなどを事前に呼び掛けた。今後もこのようなケースがあると思われるため平日開催の山行には行きかえりの交通機関について注意しなければならないと考えた。
飯能駅からバスに乗車し、さわらびの湯バス停に到着し、そこから滝ノ平尾根の登山道を目指す際の道が少しわかりづらく、まず駐車場を下って右の脇道を曲がり、突き当りを右に曲がったところにあった橋を渡った。滝ノ平尾根は木の根っこが露出している箇所が多く、ぬかるんでいる場合は根っこの表面が湿って滑りやすくなると思われるので注意が必要だろう。また、岩茸石まで3回ほど林道を横切りながら登っていったが、林道からまた登山道に戻る際に急勾配のところがいくつかあったので特に滑りやすかった。そして白谷沢を通るルートと岩竹石で合流し、権次入峠に向かうとき所々木段が荒れていて階段というよりは障害物のようであった。そのまま棒ノ折山頂までの道は根っこが所々露出しており、山行全体を通してそのような道が多かった。
ここから岩茸石山への道は、黒山・雨沢山など小規模のピークが連続していたためアップダウンに富み、先頭を歩いていた自分はペース配分に気を付けつつ進んでいった。途中の平坦な道では落ち葉が積もっている所がいくつかあり正規の登山道から逸れかけたこともあったので常に目印のテープを意識し、落ち葉が積もっていて踏み外すと危険な谷側にはより過ぎないなどの注意が必要だった。岩茸石山山頂にはほぼコースタイム通りの15時に到着したが、CLからこのまま予定通り惣岳山を経由して御嶽駅に下山するよりは高水山を経由して軍畑駅に降りるほうが安全だと指摘された。両方のルートに時間的な差はほとんどなかったが、前者のルートは御嶽駅の直前まで登山道が続くのに対し、後者は軍畑駅から25分ほど手前で登山道が終わり林道に切り替わるため日没が迫っている今回は後者のほうが適切という判断だった。高水山には昨年の新歓山行で何度か登っていたため特筆すべき注意事項などはなかったが、事前準備の段階でこのコースをエスケイプルートとしては考えておらず土壇場での変更となってしまったことは反省事項である。
全体の反省としては前述のエスケイプのミスと、参加者に一人歩荷をしていない部員がおり全員で荷物を回し持ちすることになってしまったことが挙げられる。雪山をやらない部員が歩荷トレーニングを行うことで体力を維持し、次年度の活動に支障が出ないようにするという本山行の意義を今一度確認すべきだろう。
岩茸石にて(12:23、撮影=川原)
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