☆天気
1/18 曇り
1/19 晴れ
☆コースタイム
1/19(1日目):08:25那須塩原08:30=(バス)=09:20那須湯本09:25→10:00出発…11:56休暇村分岐…15:53牛ヶ首…16:40峰ノ茶屋跡避難小屋(泊)
1/20(2日目):05:00起床→峰ノ茶屋跡避難小屋08:00…08:38茶臼岳山頂08:43…09:15牛ケ首…11:20休暇村分岐…12:06車道交差地点…13:35バス停(終了)
☆行動と反省
(一日目)
国立を出発してから4時間ほど。那須湯本に到着した。バス停の周りには何軒か食事処が立ち、観光案内所もある。ちょうど目の前に大きな神社が見えた。那須温泉神社である。知らなかったのだが、平家物語に、那須与一が合戦前にお祈りしたとの記載があるらしい。由緒正しい神社である。時間はあったので、少しお参りをさせていただいた。それから、いざ登山道へ。
那須湯本のバス停から、しばらく林道を歩きが続く。林道に雪はなく、道の脇に雪。ゆっくり登っていくと、「私道につき立入り禁止」とのゲートにぶつかる。地図を見るがどうやらこの先らしい。ゲートを越えて少し行くと、左手に登山道が出てくる。ここから、山道へと入った。
登り始めて意外だったのは、思った以上にしっかりと雪があることだ。暖冬といわれる今年、スキー場も雪不足に悩まされている。雪はあまりないものと考えていたのだが、脛のあたりまで潜るくらいには雪があった。最初はなだらかな登りが続いた。しかし、途中の標高1200mあたりから傾斜がきつくなり、それが1750mの牛ヶ首までずっと続く。雪も場所によっては、膝上まで沈み込むようになった。最初はアイゼンを付けていたが、ワカンに交換した。ただ、私が使用したワカンは、他の二人と違うタイプのワカンで、付けやすい分だけ外れやすい。今回の山行で初めて使用したのだが、すぐ外れてしまう。何度か付け直すこととなり、この付け直し作業で時間をロスしてしまった。また、この牛ヶ首までの登りでなかなかペースが上がらない。深さもある上、雪質もサラサラで締まりがなく、ワカンを付けていても一歩ごとに足が沈み込んでしまう。その結果、牛ヶ首の到着時刻が大幅に遅れた。そこで、今日の計画を見直し、本来は、三斗小屋温泉のテント場まで向かうところを、峰ノ茶屋跡避難小屋に変更した。
牛ヶ首から峰ノ茶屋跡避難小屋までの道は、茶臼岳を大きくトラバースする道であった。斜面をトラバースするのであるから、滑ったらそのまま滑り落ちてしまう。ワカンでは滑ってしまうので、ここで再度アイゼンを履きなおし、慎重に進んだ。この時点で、もう16時頃であり、あたりも薄暗くなってきた。少し足を早めつつ、どうにか日が暮れる前には、避難小屋に到着できた。
夕食は、すき焼きである。寒い中ずっと歩いてきたので、温かい鍋は本当に体にしみる。卵も食器の中に入れ、割れないようにして持ってきた。重いのを我慢して、焼き豆腐も運んできた。努力の甲斐あって、大変おいしく頂いた。
(二日目)
前日のペースをみる限り、予定通りの行程を実施するのは無理と判断し、本来、甲子温泉まで降りる予定であった計画を茶臼岳のピストンに変更した。また、朝の天気が悪く、強い風で吹雪いていたので、出発を遅らし、8時に出発した。出発する時には雲が晴れ、太陽が輝いていた。一方で、依然、風は強いままであった。那須岳は風が強いとは聞いていたが、本当にその通りである。ロープウェイ駐車場から既に人が何人か登ってきており、その人達と一緒に茶臼岳を目指す。苦労することなく40分ほどで到着した。
茶臼岳頂上には、鳥居があった。鳥居がある山は多いなと感じた。晴れてはいたが、風が強いので、早々に下山を開始した。昨日苦労して登ったところも、下りとなるとなんてことはない。登りで足を取られたフカフカの雪も、下りの時にはむしろクッションとなり、足にかかる衝撃を和らげてくれる。気付くとバス停に到着していた。
今回の反省は、予定通りの計画が実施できなかったことである。本来は、茶臼岳の奥へと縦走を行う予定であったが、大幅なコースタイム遅れのため、ピストンに変更することとなった。では、大幅なコースタイム遅れが発生したのかといえば、私の体力不足があると思う。体力不足のため、私のペースが上がらず、周りのペースも遅れてしまったようである。今回の山行は、私にとって一年ぶりとなる宿泊山行であった。山に行けなかった分、スクワット、ランニングなどはしていたが、重い荷物を担ぎ、雪の中を歩けるほどの体力・筋力は養えないようである。山の体力は、山を登ることでしか鍛えられないと感じた。
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