雲取山 新歓合宿(22/05/07-08)


〇メンバー

チームA:櫻井(CL、法2)、下西ノ園(SL、経2)、亀井(経1)、小松(経1)、中林(法1)

チームB:岩崎(CL、法4)、半澤(SL、社4)、塚本(経2)、重岡(社2)

 

〇天気

5/7 晴れ

5/8 晴れ

 

〇コースタイム(チームA)

5/7(1日目):0918 奥多摩駅集合→0930===1010鴨沢1020—1045休憩1050—1055登山口---1140休憩1150—1240休憩1250---1340七ツ石小屋(泊)

5/8(2日目):0400 起床→0540—0605七ツ石山0610—0740雲取山0755—0900七ツ石小屋0920—1055登山口---1115鴨沢1130—1140留浦1145===1220奥多摩駅着(解散)

 

〇コースタイム(チームB)

5/7(1日目):0918 奥多摩駅集合0930===1004鴨沢バス停1030---1235堂所1240---1320七ツ石小屋(泊)

 

5/8(2日目):0400 起床→七ツ石小屋0540---0645小雲取山 0645---0705雲取山0750---0850七ツ石小屋0925---1115鴨沢バス停1115---1145留浦1145===1220奥多摩駅(解散)

 

〇行動と感想(チームA)

奥多摩駅での集合、バス乗車は特に問題なくスムーズで全員座れた。鴨沢にもトイレがあるので奥多摩駅で行かずに済んだおかげで早くバスに並べたためだろう。鴨沢出発後、私が先頭を歩いていたのだが、1年がしっかりとついてきて体がありそうだと思ったのでそれなりのペースで進んでいた。しかし出発1時間後くらいから1年生が1人バテてしまったためその子を前から2番目にしてペースを落として進んだ。40-50分おきくらいで休憩を取りながら進んでいると、途中で後から出発した岩﨑さんたちお年寄りチームに抜かされた。結局七ツ石小屋に着いたのは予定より10分遅れただけだったが、小屋までの直前の30分間はバテてしまった子が本当に辛そうでこちらが申し訳なくなってしまうほどだった。荷物を減らす提案もしたが断られたので最後まで頑張ってもらった。

七ツ石小屋に着いたらテント設営を始めたが、私以外の4人がみな大学から登山を始めたメンバーだったこともあり、テント設営にはそこそこ時間がかかってしまった。岩﨑さんたちにも手伝っていただきつつ雨が降る前にテントを張り終えることはできた。だが実は男子テントの方がフライのペグを打ち忘れており、雨でフライと本体が貼りついてしまってから気がついた。翌朝小屋番のおじさんからテントの張り方が不恰好だとも指摘されたのでペグを打つところまで平地で練習しておくべきだったと反省した。

16時ごろまで大富豪やワードウルフをして遊び、夜ご飯を作り始めた。はじめは外で調理するつもりだったが雨がしっかりと降ってきたためテント内で作ることにした。夜ご飯は坦々鍋で、普通に美味しくできた。〆にうどんを入れて、それも美味しかったのだが、5人で6玉だと多すぎたようだった。はじめて一緒に登るメンバーだと食べる量もわからないので食料計画も難しいと感じた。食べ終わったのがもう18時ごろで思ったより時間がかかっていた。外は天気が悪く星も見えなかったので19時過ぎに就寝した。

2日目の朝は4時起きだった。コンタクトレンズがどうしても入らず、自分の身支度に時間がかかってしまい、テントの外に出る頃には男子たちが朝食を作り始めてくれていた。朝食はしもくんの強い希望によりしっかりと火を使う調理となった。しもくんがボンゴレを作ってくれたが、鍋が小さかったためかちょっとパスタの茹で具合に失敗してしまったらしい。それでも味付けはよく、美味しく食べられた。

朝食後テントをたたみ始めたが、やはりまた時間がかかってしまい、岩﨑さんたちに助けていただいた。1日目は抜かされる前提で若者チームが先に出たが、2日目はデポするので時間差はそれほどつかないだろうということでお年寄りチームが先の出発となった。岩﨑さんたちの出発5分後くらいに我々も出発した。せっかくだからということで七ツ石山も小雲取山も登り、雲取山までたどり着いた。急登もあったが、デポのおかげでコースタイム×1よりは早く登ることができた。山頂でお年寄りチームと合流して9人で集合写真を撮った。お年寄りチームがまた先に出発し、5分ほど間隔をあけて下山を始めた。

七ツ石小屋まで戻り荷物をまとめている時に気になったのが、1年生のパッキングのいびつさだった。1年男子2人には90Lのザックを使ってもらったのだが、大きいザックだからこそ適当に突っ込んでもたくさん入ってしまうため、余計なものも色々持ってきてしまっているようだった。こればかりは経験も必要だとは思うが、パッキングに関しては事前にしっかりとチェックしてあげるべきだと思った。またザックに関しては部の装備を貸し出す場合はフィッティングも確認してあげたほうが良いと感じた。

七ツ石小屋から鴨沢までの道は決して難しい道ではないが、距離が長い上疲労が蓄積していたため何度かひやっとする場面もあった。下山時は集中力が大切だと思うので全員がもっと体力をつけなければならないと感じたが、全員が無事下山することができたのでよかった。

 

その他反省

・山岳保険や持ち物に関する連絡が直前になってしまった

 

・テントの張り方など、経験者不足のため今後完全に1・2年生のみで登るとなると不安な点もある

 

〇行動と感想(チームB)

奥多摩駅からバスに乗り、鴨沢で降車した。鴨沢では先発隊を見送りその後に当チームも出発した。鴨沢のバス停から出てすぐに木々生い茂る場所を登っていったのだが、早くも疲労感があった。しばらくするとアスファルトの道路にたどり着いた。ここで気がついたのだが、バス停からしばらく登っていた場所は雲取山ではなかった。肩透かしを食らった気分であったが、登山口から雲取山に登った。登りでは、小屋の手前付近での傾斜が疲労につながったが、小屋に到着した。その後、テントを張って夕食を作り就寝した。翌朝は四時に起きたのだが、起きるとバックパックが少し濡れていた。今後は、テントの端には触れないようにビニール袋などを被せようと思った。起床後にテントを片付けていると、テントの張り方について小屋の人からありがたい言葉をいただいた。その後、山頂に向かった。荷物をデポしていたのだが、山頂付近の傾斜がきつく、疲労を感じた。山頂では周りがひらけていたが、雲が少しあり残念であった。下山では、山頂付近の石の多さのあまり、転びそうにもなった。下山途中には野生の動物を見たが、動物について私は門外漢であり、何の動物かわからなかった。そして、無事に下山できた。全体を通しての感想としては、雲取山では滑落が多い場所では柵を設置するなどの対策が見られ、初心者であっても安心して登れる山であるが標高もあり、満足感のある山だと感じた。また、個人的には体力不足を感じたが、山頂に到着した際には達成感があったので今後はトレーニングに努めたい。

 

〇行動と感想(チームB)

GW終盤、新入生にとって初めての一橋山岳部宿泊山行があった。一日目は早朝から天気に恵まれ、目立った電車の遅延もなくスムーズに動くことができた。電車内から山々を見る中で楽しみがある反面、初めての本格的な登山に対する体力的な不安も少しあった。集合場所である奥多摩駅は登山経験のない部員は恐らく初めて来るような場所であり国立以上に都会の喧騒から離れた自然豊かな景色を目にすることができた。バスに乗って鴨沢バス停に到着し、先発に続いて後発が出発した。序盤から疲労が蓄積されることはあまりなく鳥のさえずりに耳を傾け青空の下に並ぶ大きな木々、植物に目を配る余裕を感じながら歩くことができた。しかし堂所に到着する頃には足、肩への負担が予想以上に大きくなっていた。雲取山はアニメ「鬼滅の刃」の聖地であるそうだがそのことはすっかり頭から離れ一歩一歩息をあげながら登るので精一杯だった。七ツ石小屋の手前では一日目の最後の試練といっても過言ではない急な坂道の連続に苦しんだ。しかし先輩方のリードもあって何とか予定時間より早く小屋に到着した。夕方はテント内でカードゲームに興じ、夕食に鍋をいただいた。六時過ぎには就寝し、雨の降る中、翌日の登山に備えた。  二日目は早朝四時の起床から始まった。各自朝食を食べてテントを片付け、一日目の後発グループから山頂に向けて登り始めた。最初のうちは道幅が狭く油断をすると足を踏み外す可能性もある場所を通った。また登山の最中、目の前に野生の鹿が現れた。動物園とは違い檻のない場所で見る野生の鹿の迫力に圧倒されると同時に山の自然を改めて感じることができた。また小雲取山付近と雲取山の山頂では富士山を見ることができた。雲取山は東京都最高峰ということもあって周囲の視界を遮る山はなく絶景を味わうことができた。下山は登りに比べて足取り軽く行うことができ鹿に再び遭遇することもできた。そして予定より少し早く鴨沢バス停に到着し、バスに乗って奥多摩駅に向かいその場で解散をした。  今回初めての宿泊山行をしたことで楽しく、また行きたいという思いは当然ある一方でいくつか反省点も見つかった。まずは荷物の重さである。一日目の登山途中から荷物が重すぎることに気づきもう少し軽くすればスムーズに登山をすることができると感じた。着替えは最低限のものを持っていき飲料容器も重い水筒よりもペットボトルを持っていくべきと感じた。また主将もおっしゃっていたが集団行動として個人のパッキングよりもテントの片付けなどを優先させるという基本的なことも意識する必要があると思った。次回の山行では疲労により周りが見えなくなるということがないように心掛けたい。最後にコロナ禍で宿泊山行を実施することも簡単ではない中、新歓山行を主導してくださった岩崎さんはじめ山岳部員の方々に感謝をして本文を終えたいと思う。

雲取山山頂から下山中(5/8 07:59 撮影者:櫻井)