◎メンバー
佐々木(社研2、CL),岩﨑(法4、SL),淺香(経2)
◎天気
1/14 曇りのち雨
1/15 晴
◎コースタイム
1/14
谷保6:00===8:40桜平分岐駐車場===唐沢鉱泉9:37---黒百合ヒュッテ11:36(泊)
1/15
3:30起床→黒百合ヒュッテ4:40---4:55中山峠---5:50東天狗岳---6:15西天狗岳---東天狗岳6:35---8:00黒百合ヒュッテ9:00---10:30唐沢鉱泉---1150駐車場
◎行動と感想
今季一発目の冬山登山として天狗岳を選択した。昨年は硫黄岳を登頂できずに撤退してしまったので、そのような情けないことにはならないよう各自意気込んで臨んだ山行だった。また、今回は冬山では初めて車での移動となった。電車やバスの時間を待たなくてよいのがかなり快適だった。 山行当日の1/14は共通テスト一日目であり、大学入構禁止のため前泊できず。自分の受験からあっという間に4年経ってしまった。国立と谷保でそれぞれ岩﨑と淺香が拾われ、佐々木による運転で出発。道は空いていて予定通り到着できた。渋の湯駐車場が使えず、唐沢鉱泉までの道も除雪されていないことが山行2日ほど前に判明した。車を使うときには、道路情報も要リサーチだと反省した。上記の事情により、唐沢鉱泉手前の駐車場に止めて歩くことになった。そうして車を降りて道路を歩き始めると、なんと通りがかりのおじさんに唐沢鉱泉まで車で乗せてもらった。唐沢鉱泉の関係者だったのかもしれない。そんなわけで実質的には唐沢鉱泉からスタートを切った。そこからの道は雪が踏み固まっていて歩きやすかった。アイゼンやわかんは使わなかった。途中から雨が降り始めたが、特に問題もなく黒百合ヒュッテまで到着。夕食はキムチ鍋、しめはうどんだった。準備がとても楽な一方、風情がなく味も単調なので、今回のように時間があるならちゃんと作ってもよかったかなと内心思った。今回のメンバーはみな山の経験をそれなりに積んできて、山・テント泊を楽しむ的な観点が枯れてきているような気がする。この記録を書く前に下級生の記録をいろいろ読んでみてそう感じた。当時の新鮮な気持ちを忘れずにいたいものだ。18時頃就寝。
3時半起床。昨日の雨がやみ、テントから出てみると星空が広がっていた。冬の夜は星が綺麗だ。毎回星座に詳しくないことを悔やむが、下りてから勉強しようと思ったことはない。雪面が雨で凍って滑りやすくなっていたためアイゼンをつけることにしたところ、メンバーが装着でかなり手間取ってしまっていた。ここは反省点である。荷物はデポして中山峠経由で東天狗岳へ。下弦の半月に向かって登るようで、気分がいい。到着。山頂は晴れていたが目下一面の雲海だった。雲海は好きだ。下界はみんな曇りで、今晴れているのは山頂にいる僕らだけだから。東天狗から西天狗を往復し、戻ってきて東天狗で日の出を拝んだ。雪に覆われた西天狗岳は丸っこいフォルムでかわいらしい。黒百合ヒュッテに戻ってテントをたたみ、下山した。
今回は、一日目は雨天だったものの、登頂時は晴れてくれて雪山初回を飾る良い山行になったと思う。ただ、距離が短めで、雪も踏み固められていたので、今後のための練習としては物足りない感じもあった。私は夏山でもしっかりテントを背負ったのが1回だけで訓練をつめておらず、力不足を感じる面があった。今回の登山に参加できなかったメンバーもおり、このまま過酷なラッセルを含む山行に臨むのは不安が残るため、次回の唐松までに日帰りの雪山登山を実施したいと思う。
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